軽薄な表題ですが・中身はマジメに
ホームページ制作や、改善・軌道修正思案の時、
はたまた個人ブランド戦略などにも役立つ小ネタ😀
こんな表を埋めてゆくことで、モテを引き寄せやすくなる!
という、便利な思考のフレームワーク「SWOT分析」をご紹介します。
SWOT分析については、コンサル屋さんのサイトを中心に、膨大な数の解説がWeb上にあります。。。が、(当方が目を通せた範囲では)難し目に書いてあるところが殆どで、お客様に「ここ超わかりやすいっすよ!(・∀・)ノ ミトイテ」的にURL紹介できるところが見つけられなかったので、自分で書いてみた次第です;
…ビジネス書だとわかりやすいのいっぱいあるのに、なんでなんだろ? 不思議だ^^;
当記事では、なるべく 安易に 平易に、かつ気軽に腰を上げて取り掛かりやすいよう、記入用PDF・Wordファイル(ダウンロードOK!)や、ノンフィクションな記入例も置いておきます ・・・ ので、よろしければご活用ください^^
not 差別・but 差別化
その魅力、うまく伝えられてますか?
ライバルとの差別化、出来てますか?
業態・媒体・人体問わず、Webでもチラシでも上司でも合コンでも
イイことばっか、執拗に自慢
されると、ウザい・ウサンくさいことこの上ないですがw
等身大の魅力が、わかりやすく
伝わってくると、印象も良いですし、信用出来そうだな・・
と感じたりすることが多いように思うのですが、いかがでしょうか。
・・・自社の、自己の魅力を伝える文章。
スラスラ書けますか? 悩みますか?
色々なクライアントから、ホームページ制作や広報面の勘所に関する相談を受ける中で
- 御社の強みってどんなところでしょうか? 検索ユーザー=潜在客は、御社サイトと、いくつかの競合サイトを比較しながら見ます。その時に、他に埋もれないように・良い印象を持って残り、再訪~問い合わせにつなげることが大切ですので…
- 他社と差別化するにあたって、どんなポイントを強調してゆきたいですか? わかりやすい言葉で…
というようにヒアリングしてみても、それがパッと出てこないケースは少なくありません。こういった場合、まずは「自社の強み・弱みを認識し、他社との差別化ポイントを言語化・明文化する」というところから準備を進める必要があります。
相談者それぞれの背景・お悩みは千差万別なものの、モヤッとしてるエッセンスを抽出してみると
- 自社の魅力に気が付いているようで、案外気が付いていない
- 強みは認識してるけど・・・何をどうやって表現したら効果が上がるのか、競合との差別化になるのかわからない
- 欲張って色々たくさん書き過ぎて、どこが強調点なのかわからなくなってしまっている(埋もれてしまっている)
- 客観的に見たら「Wao!それ前面に出したらメチャ良いんじゃないっすか?」 という魅力があるにも関わらず、それをわかりやすく打ち出せておらず、非常にもったいない
- 客観的に見たら「えええ そりゃまずいっしょ!? 受け手は99.9%ドン引きっすよ;」という性質の、ズレたアピールをしてしまう(主観視点からだとそのズレに気付けない! 誰か止めれ~)
など、陥りがちな「ハマりポイント」には一定の傾向が見受けられます。
…僕もズレてるとこありますけどね!(・∀・) 誰か止めて~ン
脱・漠然思考、即・整然分析
そこで・・・ マーケティング かぶれの人 のお話ではよく出てくる手法、
「SWOT分析」がとても便利!
- Strength(自社の強み)
- Weakness(自社の弱み)
- Opportunity(外的なプラス要因)
- Threat(外的なマイナス要因)
を 列挙・分析する、思考のフレームワークです。
分析に於いては、自社のみならず、競合他社の強み・弱みについての考察も加味し、自社のポジションを相対的に捉えます。そして、それに基づいて戦略を立て、行動に移す ・・・ という具合です。罫線の入ったノートや、方眼紙を使うと、ただの白い紙に書いてゆくよりも書きやすいことが多いですよね。思考のフレームワークは、考えを整理し、やるべきことを明快化するうえでの「罫線」「方眼」のように使うと効果的だと思います。
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Download
分析用シート置いておきます。よろしければ、ダウンロードしてご利用くださいませ m(_ _)m
記入例、この記事の後半に載せておきますね。
モテ引き寄せ相対性理論
合コンの場合で考えてみます。
* 結婚式の2次会三次会四次会と読み替えていただいても結構です。
口下手気味ですが、すっごい人柄の良い人(仮に「白木さん」としましょう)と、腹黒いけど見た目が良くて、かつ口が達者な人(仮に「度黒さん」としましょう)が居たとします。
もし白木さんが ・・・ ほとんど会話に参加しなければ、その場で良い縁が生まれる可能性は低いでしょう。対する度黒さんは(長続きするかは別として)出会いを引き寄せる確率がそれなりにあると思われます。
・・・
・・・・・
白木さんの魅力が伝わってさえいれば!
これは、白木さんにとっての機会損失であることは勿論、視点を変えてみると ・・・ 異性側からしてみても、度黒さんに引っかかるよりは、白木さんとお友達からでもスタートした方が圧倒的に良かったであろうに! となりませんでしょうか(^_^;
白木さんが魅力を等身大に伝えられなかったことによって、関わる人々の機会損失が連鎖発生しているという見方もでき、もったいなさが止まりません。
イケメンや美女でなくても、モテる人(※モテまくるという意味ではなくて、必要十分に「自分に合ったモテを引き寄せられる」人)というのは、まずは自分の魅力に気が付いており、そしてそれをどんなターゲットに対して・どのように伝えることが妥当なのか、本人が自覚の上で行動していることが多いように思います。
つまり
モテを引き寄せられる人 = 脳内SWOT分析が出来ている人
競合のひしめく中、相対的に勝算を持って勝負を掛けられる人
と言っても過言ではありません。
白木さんは、ほんの少し思考の習慣を修正して行動すれば、モテ期に突入しそうですね^^
ビジネスに於いても
エッセンスは同じさ! という姿勢で臨むと、ブルースは加速してゆきます(適当)
モテ引き寄せ相対性理論に則り、SWOT分析をすることで
- キャラの立て方・生かし方
- ターゲットと、アプローチの方法
- 自社に合った、モテの引き寄せ方
が浮かび上がってきます。
口が達者ではなくとも、内面がとても誠実で・お客さま思いな、御社の(アナタの)魅力を「適切なターゲットに向けて」「等身大に・わかりやすく」表現し、Webサイト上で発信する。
それは、潜在的なお客さま(=適切なターゲット)にとっても、『度黒さんに引っかかるか、白木さんとのご縁がスタートするか』を左右する = 運命の分岐点になり得る、とてもありがたい機会となるわけです。
適切な広報活動は、サービス提供者の売上UPのみならず、サービスの受け手側の満足度にも貢献する = 関わる複数の人々を幸せにする確率を上げる、一種の社会貢献活動 の起点になり得ます。Let’s モテ!(・∀・) 遠慮 nothing!!
例を晒してみます
余談&解説が長くなりました。実践編・記入例のコーナーです。
- 自分の強み・弱みを把握して
- 取り巻く外部要因を把握して
- それに基づいて何をするといいか考えて行動
やってみましょう!
・・・
当初、白木さん・度黒さんでSWOT分析をやりかけてみましたが、
よりリアリティを感じていただきやすいように、、そして
偉そうに講釈垂れくさりやがって
そういうお前はどーなんだよ?
という無言の野次にお答えするべく?(^_^;
当方=ジュウロクデザインの記入例を…晒し…ます。
Example
* クリックで拡大します
当Webサイト各部の記述は、このクロスSWOT分析の通りになってい(ると自分では思って)ます!
冒頭で控えめに書いた「他のコンサルさんのページにあるSWOTの解説わかりにくい」には、「例にリアリティが無くて、全然響いてきませんわー」という要因があるように感じております。取ってつけた架空設定だと…イマイチ参考にならないなぁと。どこもやってない(自分トコのSWOT分析公開してない)からこそ、率先して血を流してみた次第です。
さてさて
Web業界内での自分のポジションを客観視してみると、デザインスキル・プログラミングスキルが突出しているわけでもなく、最先端技術/トレンドの開拓者でもなく、スーパーなクリエイターさんたちには程遠いです(^_^;
しかしながら、ありがたいことに ・・・ キャパを超えるほどのお仕事 & お声掛けを頂いておりますし(ありがとうございます!) また、アンケートで お客様の声 を伺うと、満足度はおおむね高い場合が多いようです。 …重ねて感謝です!
⇒ 当方、弱小零細・ファジー制御ではありますが、認識形成・戦略は。。今のところ大外れはしておらず、上手いこと噛み合って回っている部分もちょっとだけあるのカナー … と思われます🙂
まずは「ゆるSWOT」で
SWOT分析は、効果的な方法論のひとつであることは間違いないと思いますが、、しかしその方法論の特性上、絶対的な尺度や万能ツールにはなり得ないと思うので、その点は一歩引いたところから俯瞰してみて、注意をする必要があるように思います。
・・・って、ここまで来ておいて、ちゃぶ台返ししたくなるような物言いでスミマセンなのですが (ノ ゚Д゚)ノ= ┻━━┻
わかりやすい例を2つ挙げます。
ある状況での強みは、別の状況では弱みになることがあり、その逆も然り
通常の平地では、徒歩と自転車のどちらが速いか言うまでもありません。しかし、急な上り坂や凍結路面では、徒歩が優位でしょう。
弱みに思えることは、視点を変えると強みになることがあり、その逆も然り
プレゼン下手、流暢なセールストークが出来ない営業マン・・・これは、一面的には弱みともいえます。しかしこの営業マンが顧客と相対して打ち合わせをするときは、必然的に顧客が話す割合が高くなります。
訪問前の下調べ、質問の準備さえ怠らなければ、引き出せる情報が増えるということもなり ・・・ 営業マンを雇っている会社としては、中長期的に見て「有意義な時間を紡ぎやすくなる」わけです。これは弱みを強みに転ずる見方のひとつで、いろんなところにその要素が転がっています。
強み・弱みとは、そういう特性を持つのだということ。そのうえで、強み・弱みに振り回されず、強み・弱みを振り回してゆきたいものです^^
また、SWOTの枠(境界線)に思考が規制されるあまり、微妙なグラデーションの掛かった領域、グレーゾーンに対する嗅覚や柔軟性が鈍ると、、各枠内に振り分けようとする分析行動そのものが、本質から遠ざかることとなってしまう可能性もあります。
ある人と話してた時に、 その人も誰かの受け売りだと言ってましたが 笑、
「感動」という言葉はあるが、「理動」という言葉は無い。
(⇒ だから、人を動かすのは感情なんだよねぇ。理屈よりも。)
というフレーズを聴きました。いやぁほんと、すんごい言い得てるなぁと思いました。論理的な思考の外にも、大切な要素は沢山転がっていますもんね。
然るに、ややゆるい感覚で気軽にSWOT分析を用い、他の方法論、直感&論理的思考、そして行間を補う微妙な感情論も上手くミックスしつつ、トライ&エラーを重ねてゆく。
そういったプロセスを継続してゆく中で、いつしかSWOT的な思考も血肉の一部となり、「何をどう魅せてゆくか」「いかにして競合と差別化を図るか」なども、習慣の一部として・呼吸をするかのように、自然に考えが及ぶようになってゆくのだと思います^^ 日々勉強、日々試行錯誤です
ワークにあたって:
白紙を前にしたけど、、、強みを書き出そうとしたけど。。。パッと出てこないよ; というような場合は、マインドマップ を併用すると出てきやすくなると思います! やり方は 「マインドマップ」をGoogleイメージ検索で ドゾ(^_^;
分析用シートのダウンロードリンクも再掲しておきますね