🙂 はじめに 🙂
当記事は、おもに中小企業・個人事業主で「発注先のホームページ制作業者を比較検討している方」に向けて、フリーランスも捨てたもんじゃないっすよ!(・∀・)/ 的に書き始めたものです … が。加筆・修正を経て、Web制作論・業界論っぽくもなってます; ともあれ、部分的にでもお役に立てば幸いです。
ホームページの制作費。
なんでそんなにかかるの?
と感じたことはありませんか?
100万円という金額は、確かに大金です。
たとえば、100万円のギターといったら、もう超高級品。一般人にはなかなか手が出ない領域ですね。
しかし、100万円のクルマであれば、値ごろな中古車と言った価格帯です。
もし、中古住宅が100万円で売られていたら … 大丈夫か? いやヤバいだろ! って思っちゃいます;
─── さて、ホームページ制作費はどうでしょう?
100万円という金額は、「割高」にも、「妥当」にも、「お値打ち」にも、そして「安すぎ」にもなり得ます。
相見積をとって比較検討する際 ・・・ その金額が高いのか安いのか、良心的なのかボられているのか、(楽器やクルマ、住宅などとは違って)わかりにくい場合が多いのではないでしょうか。
なぜ、その値段なのか? お得なのか、妥当なのか、ヤバいのか。
当記事では、ホームページ制作費、Web制作業のコスト構造 について記します。
- 相見積を取る時
- 業者から出てきた見積明細を見る時
などなど、(結構な長文で恐縮ですが) 部分的にでも参考になれば幸いです。
業者選定の悩みどころ
費用を抑えたい&安物買いの銭失いは避けたい
高いもんから順に持ってこーい! ・・・ タイプの方は例外として、
というニーズは、わりと普遍的なのかなと思います。
同時に
という心情も、また普遍的であるように感じております。
制作会社に頼むか、あるいはフリーランスか
ホームページ制作の発注先は、大別して
- 制作会社
- フリーランス(個人)
に分けられ、費用的には大抵
制作会社 > フリーランス
であることをご存じの方は多いと思います。同じような規模・機能のホームページを作った場合でも、依頼先によって倍ぐらい価格差が出ることも。
当方(フリーランス)が過去に作った50万円くらいのサイトは、制作会社さんで作ったら(同じようなボリューム、クオリティの場合)、100万円前後かかるのではないかと思われます。
実際、最近の見積依頼でも、当方が概算で50万円以下で提示したものが、相見積先(制作会社さん)からは100万円以上で出てきたと聞いています。
同一案件に対する見積で、何故、こんなにも金額差が出てくるのでしょうか … ?
フリーランスはなぜ割安?
理由としては、真っ先に固定費の違い(事務所家賃、人件費など)が挙げられます。
そして、打ち合わせから制作・納品・アフターフォローまでを『ひとり一貫体制』で対応することで、お客様には確実にコストメリットを提供できます。
大工さんに直接家を建ててもらう感じで…

たとえば、注文住宅を。。。
設計事務所や工務店を通さず、いきなり
営業打ち合わせ含め、設計から施工まで全部一人で出来る大工さんに、直接建ててもらったと仮定すると・・・
中間マージンが発生せず
【大工さんの原価+適正マージン】
で済むわけですから、安く上がりますよね。
こうして欲しい、ああして欲しいといった要望も、直接伝えられるので話が早いかと思います。
営業も・打ち合わせも・そして設計から施工まで、全部高いクオリティの仕事をするフリーランスは確実に存在します。玉石混交の業界ですが、良いフリーランスに巡り合い、直接サイトを作ってもらうことが出来れば「いいものを、お値打ちに」が実現します。
… が、
- フリーランスが皆、必ずしもひとり一貫体制なわけではない
- 特定の工程を担う(デザイン専業、プログラミング専業などの)フリーランスも多い
- ゆえに、フリーランス同士が複数人で協業し、分業体制で進めることもある
- 分業体制の場合、結構なお値段になってしまうこともある
というのはご存じでしょうか?
コスト要因は固定費だけじゃない
当方:ジュウロクデザインでは、お客様から直請けで・ひとり一貫体制で制作にあたることが多いです。
一部作業については、長男がアシスタントとして手伝ってくれています🙂
並行して(割合的には少ないですが)制作会社さんやコンサルタントさん、他のフリーランスからの依頼を受けて、分業体制での制作に加わるケースもあります。
両方を続けてきて、やはり分業体制の時は … どうしても説明や伝達のための工数が膨らみますし、その他もろもろ含め「うーん、仕事の構造的に高コストになりがちだよなぁコレ」という実感が強いです。
つまり、Web業界標準の分業ワークフローそのものが、高コスト化する構造的な要因を内包している というジレンマがあります。
予算・工期をシッカリ確保できる規模の案件なら大丈夫なのですが、中小規模のオーダーに対して、作り手側の高コスト構造をお客様におっ被せるというのは … ちょっとアレですよねぇ;
そして、残念ながら … 1馬力のフリーランスでは対応が難しい領域のお仕事もあります。
ハリウッド映画を作って欲しい!の?
映画とマンガ
たとえば、大作の映画。
エンディング(スタッフロール)では、監督、脚本、演出、美術、CG、プログラミング、音楽 etc. 制作に関わった各パートの・数多くの人々の名前がズラっと表示されます。
たくさんの人々が・それぞれのポジションで・それなりの長期間制作に関与するわけですから、人件費は膨大になります。
一方、マンガや小説。
関わるスタッフの数は映画に比べれば圧倒的に少ないわけですが、作品の本質的な面白さが映画に劣るかというと、そんなことはありません。むしろ、マンガや小説が映画化されるケースは多いですよね。
最近読んで面白かったやつ
オーケストラとシンガーソングライター
もし、音楽がお好きでしたら …
- フルオーケストラ
- 十数名で構成されるジャズビッグバンド
- 一般的な4~5人編成のロックバンド
- 最小構成の3ピースバンド
- 2人組のユニット
- 弾き語りのシンガーソングライター
あなたのお気に入りアーティストをイメージしてみていただけませんか?
音楽そのものの素晴らしさは、決して規模で優劣がつくものではないですよね。それぞれに心を揺さぶられるものがあるかと思います。
ビジネスとして考えた時、それぞれの人件費・コスト構造は … どんな感じでしょうか? 食べてゆくのに必要な売上・利益は、大規模編成と小規模編成でだいぶ異なることは想像に難くありません。
ホームページ制作における規模とコスト
ハリウッド映画とマンガ。オーケストラと弾き語り。
もうお察しと思いますが、Web制作においても似た構図があるのです。
あなたが求めるホームページは、
あなたがホームページに期待する費用対効果は、
それとも、マンガや小説的なものですか?
各パート専門のスタッフが(ハリウッド映画的に)分業で関わり、高コストである代わりに超スゴイ作品となったものを望みますか?
それとも、ひとり or 少数の手によって、限られた予算・時間・マンパワーを上手く配分して良好なコスパを得る方向性が … あなたのニーズに合っていますでしょうか?
前者であれば、名うての制作会社へ。
後者であれば、フリーランスへの依頼を検討いただくのもひとつだと思います。
コストを押し上げる要因・下げる要因
一般に、製造業において、分業は生産効率向上・品質(専門習熟度)向上・納期短縮のための手段ですよね。本来、コストダウンになるはず … なぜ逆に作用してしまうのでしょうか?
- 各専門領域のクオリティを追求し、職能の細分化が進んだ
- 必然的に、ひとつの案件に携わるスタッフ数が増えた
- 閲覧デバイスが多様化し、対応すべきOS・ブラウザ・画面サイズが増えた
- 隣接工程に内容を伝達するための中間生成物・指示書などが複雑化した
現代のWeb制作で標準とされる分業体制・ワークフローそのものが(個々の工程の生産効率は高めつつも、全体としては)コストアップ方向に進んでしまったように思われます。もちろん、予算・工期をシッカリ確保できる規模の案件にはそれがマッチするとは思いますが …
Web制作における分業体制
典型例です(PC:クリック拡大、スマホ:ピンチ操作拡大可)
工程の流れは、おおむね 赤、橙、黄 … の順に上流工程 ~ 下流工程となります。
- ディレクター ⇒ デザイナー には、ワイヤーフレームと呼ばれる設計図・指示書
- デザイナー ⇒ コーダー には、デザインカンプと呼ばれるデータ・指示書
という具合に、隣接工程に伝達するためのドキュメント(中間生成物)を作成します。
ワイヤーフレームやデザインカンプは(製造業における図面や仕様確認書がそうであるように)お客様との打ち合わせにも使用しますが、納品する成果物はあくまでWebサイトですので、分業プロセスの中間生成物といえます。
『デジタル製造業』と捉えていただくとわかりやすいでしょうか?
仮に、子ども向けの動くロボットおもちゃを作るとするならば
| ディレクター | 営業 + 設計(上流工程:要件定義) + 生産管理 + 現場監督 + 品質保証 |
| デザイナー | 意匠デザイン + 設計図作成(下流工程:CADオペレーター的作業まで) |
| コーダー | 製造部: 設計図をもとに加工・組み立て |
| フロントエンドエンジニア | 技術部: 目に見える動きをプログラム(ロケットパンチ発射とか) |
| バックエンドエンジニア | 技術部: 目に見えない内部をプログラム(ラジコン操作を伝える回路など) |
| ライター | ロボが喋る言葉を決めてレコーディング / 広告用キャッチコピー考案 |
| マーケター・コンサル | 子どもウケが良く・競合他社に抜きんでる仕様を策定 / 発売後の広報・販促 |
みたいな感じになります。
なお、後述もしますが、2025~2026年にかけてのAIの急激な進化により、上記工程は必ずしも人間のスタッフが担うとは限らない 状況になってきています。過渡期です。
ホームページ制作費が高い(と感じる)のは何故?
一般的な製造業であれば、量産効果で1個あたりの製造コストが下がり、販売価格はそれを反映した単価に設定されます。つまり、企画・開発コストは多数の購買客によって広く薄く負担される形になります。
しかしながら、『オーダーメイドで・一品ものを仕立てる』という性質を持つホームページの場合、全てのコストは『発注者である、そのお客様だけ』に負担いただく形となります。
電車・バスの運賃体系か、タクシーの運賃体系か、と考えていただいてもわかりやすいでしょうか。
制作費の見積をする際には、工程間伝達用のドキュメントやデータを作る工数、調整のミーティングに掛かる工数も含めて積算します。また、差戻しや手戻りなどのリカバリー工数もある程度は吸収できる余裕を持たせておくことがセオリーです。

分業体制により、それぞれの専門分野を突き詰めて技術・技能を高めやすくなったのは間違いありません。反面、量産効果が得られないホームページ制作においては(一般の製造業のような分業によるコストダウン効果はあまりなく)むしろ、高度な分業化が見積額・請求額を押し上げる構造的要因にもなっています。
こういったコスト構造の大部分は、発注者側には見えないわけですので ・・・
もっと言うならば、Web業界標準ワークフロー・作り手側の理屈をコストとして押し付けられても、そんなことお客様は知ったこっちゃないわけで ・・・
ゆえに、ホームページ制作費は「高い」と感じられることが多いのでは? というのが私見です。
だから、ひとりでやってるフリーランスは安いんだ?
打ち合わせから制作・納品・アフターフォローまでを『ひとり一貫体制』で対応することで、お客様には確実にコストメリットを提供できます🙂
冒頭に記した『営業対応・設計から施工まで全部一人で出来る大工さんに、直接頼んで家を建ててもらう』ように、中間マージンが発生せず【大工さんの原価+適正マージン】で済むため、廉価です。
もちろん、ひとり一貫体制も良いことずくめではありません。
広範囲のスキルセットを持つことになるため、1つの分野を突き詰めることについては専門家には及びません。総合格闘家がボクシングルールで試合をしたら分が悪いのと同じです。また、マンパワー的に1馬力ですから、直接請けられる案件はおのずと中小規模に限られます。
この点は、『ハリウッド映画とマンガ』 『オーケストラと弾き語り』 の構図を思い起こしていただけると理解しやすいのではと思います。
盲点: ひとりでできるもん?
さて、確かにフリーランスは皆ひとりで・個々人で動いているわけですが、
ひとりでサイト制作・運用の全工程を完結させられる人
は、発注者側が想像しているよりずっと数少ない … という事実は、意外と盲点かもしれません。
図:再掲(PC:クリック拡大、スマホ:ピンチ操作拡大可)
まるで簡単なことであるかのように『ひとり一貫体制』と述べてきましたが、これだけの守備範囲をひとりでこなすというのは … 結構ハードです。
- サッカーで言えば「キーパー含む全ポジション対応」
- 格闘技ならば「打・投・極オールラウンダー」
- 音楽なら「ひとりで Vo・Gt・Ba・Key・Dr をこなすマルチプレーヤー」
みたいな感じでしょうか。
Web業界の趨勢、標準ワークフローは分業を基本としており、専門分野のスキルを高めること(スペシャリスト化)に価値を置くのが主流になっています。
フリーランスも然りで、ジェネラリスト(オールラウンダー)志向の人より、スペシャリスト志向の人が多い傾向にあります。 … 1:9 とか 2:8 ぐらいの割合? 感覚値で
こちらの記事 ▼ にて、そのあたり詳細に触れています。
したがって、複数人のフリーランスが協業して、分業体制でことにあたる場合が多くなります。当然ながら、中間伝達工数・工程を跨ぐ分だけの調整工数が発生し、それらはコストアップ要因となります。
先述の通り、僕自身はジェネラリストタイプで、全工程ひとりでやることが多いです。ありがたいことに、複数スキルの中での得意分野を見込まれて、チームの一員として仕事をさせていただくこともあります。
その実感として、やはり分業だと、ディレクター・隣接工程に対する伝達・確認のための工数、そしてディレクターを経由してお客様に確認を取っていただかなければならない「下からディレクション、間接ディレクション」的な工数がバカにならず、構造的に高コストだなぁ … と感じている次第です。
近年、AIで激変
競争激化、価格破壊
AI隆盛の少し前、2020年コロナ禍(でのリモートワークブーム)あたりから
- フリーランス(特にWebデザイナー)を目指す人口の増大
- それを狙った初学者ビジネスの隆興(→「駆け出しフリーランス」急増)
- ココナラに代表される媒体に仕事を求める人々が殺到
などの傾向が顕著であり、フリーランス間の競争激化を招き、価格破壊に拍車が掛かっていました。
発注者からみた場合、
ラッキーじゃん
過当競争 → 安くなる = メリットであるように思われますが、
安物買いの銭失いは避けたいなぁ
玉石混交 → 玉に当たる確率が減る = デメリット
(安かろう悪かろうに当たってしまう率も高くなる)
とも言え、いいことばかりではありません。
実際、当方のお客様でも
Bさんから、ジュウロクデザインさんを紹介してもらいました!
Bさんに感謝っす!
みたいなことがありました。
AIの進化・普及によって
そして直近。
特に2025年~2026年にかけて、AIの進化・普及が目覚ましいですね。

Web制作プロセスにも大きな影響があります。
- コードを書くのが苦手だったデザイナーも
- デザインが苦手だったエンジニアも
従来、単独ではこなせなかった工程をAIに任せることが可能になりました。
更には、デザインができなくても・コードが書けなくても、「企画・構成」が出来る人であれば、
という制作手法が成り立つようになりました。
これは本当に大きな転換点です。
AIの出現~精度向上によって、マーケター/営業担当/ディレクターが、デザイン・エンジニアリング・ライティングなど「企画・構成」以外の工程すべてをAIで完結させることも可能になりました。
また、そもそも … 業者に発注すること自体やめて、自社のホームページをAIで内製 しているケースも増えてきていますよね。
その昔、Web1.0、ナローバンドの時代。会社やお店のホームページは、みんな自作でした。メモ帳でHTMLタグを手打ちしたり、「ホームページビルダー」で作ったり。25年余りを経て、ツールが ChatGPT や Claude に置き換わり、内製に回帰しているとも言えます。
※ 内製が最良の選択肢であれば、そうすべきだと思います。 しかしながら、プロのWeb制作業者に依頼する意義は「技術的に作れるかどうか」以外の部分がカナリ大きいので … 外注したほうがコスパ良好な場合も少なくないと思われます。セルフカット vs 美容室、我流自宅トレーニング vs 栄養士+パーソナルトレーナーを付けてのトレーニング、等と似たエッセンスとでも言いましょうか。
そんなこんなで、先述の 「細分化された分業体制であり、関わるスタッフが多い → Web制作の業務フローそのものが高コスト構造である」 という土台が揺るぎつつある ───
図:再々掲(PC:クリック拡大、スマホ:ピンチ操作拡大可)
─── AIが、この高コスト構造を過去のものにしつつあります。
AIが、人間が担ってきた作業を次々と代替し、従来考えられなかったほどの時短・コストダウン・省人化が可能になってきています。
・・・ 君ハ 生キ残ルコトガ デキルカ (僕ガ?
AI隆盛 → 制作手法の変化 → パイの減少
つい先日、こんなニュースが大手新聞に掲載されました。
「各企業がプログラミングにAIを活用し始め、仕事が少なくなった」
フリーランスのエンジニアとして3年間活動してきた神奈川県に住む男性(33)は …フリーランスから正社員へ、AI台頭で回帰の動き 企業も積極採用 – 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD311EI0R30C26A7000000/
あちらこちらで、「従来、外注してたところをいかにAIでやるか」「AIに任せて外注費削ったもん勝ち」 みたいな競争が巻き起こってますよね。

ゲームがダウンロードになって、
中古ソフト販売店が激減したように
Netflixなどの配信が主流になって、
街からレンタルビデオショップが消えたように
そのくらい、大きな大きな変化であり
凄まじい過渡期にいるように感じてます。
※ ちなみに ↑ のイラストは、ChatGPTに頼みました。プロンプトを考える・打つ ~ 画像生成まで、ものの数分です。
当記事で使っているなかで、唯一、生成AIによる画像です。他の画像は、自前手描きイラスト、無料素材(いらすとや、Pexels)、有料素材(Adobe Stock) を使用しています。
自分で描いたり、イラストレーターさんに外注したりすることに比べたら、有り得ないほどの時短(=コストダウン)になっています。ストックフォト/イラスト(有料素材)を利用するのに比べても、検索・選定の手間を考ると … AI生成が圧倒的に低コストではあります。
こんなところからも、オーダーを受けて描くイラストレーターさんや、ストックフォト/イラストで収入を得ていたクリエーターさんたちの仕事の一部を、AIが代替していることがわかります。パイは確実に減少しています。
そしてAIが上記画像を生成できるのは、1995年のインターネット元年以降、インターネット上に置かれてきた(人間の手による)膨大なイラスト、写真、テキストなどが「養分」となっているからなので … なんとも … アレですね。
生成AIには、抵抗を感じながらも使ってみている … 便利さと、使わないと時代遅れになるという強迫観念めいたものを感じながら … というニュアンスが、偽らざる現状です。
ニーズと付加価値
ドリルを買いに来た顧客が欲しいのは 「穴」
商売を語るうえで、よく言われるエッセンスの
ドリルを買いに来た顧客が欲しいのは 「穴」 なのだ … というのがありますよね。
ドリルと同様、ホームページを持つことは手段であり、それそのものが目的ではありません。

発注者が欲しいのは、自社ビジネスにプラスとなる効果。その手段として、ホームページづくりのニーズが発生しているという構図です。
ましてや、作り手側の工程、コストが嵩みがちな業界構造などは、お客様側からしたら … 「知らんがな」的なものに過ぎませんよね。
※ 僕も自身が発注者側だったとき(勤め人時代、Web制作業者さんに依頼する側のIT/総務担当者でした)、業者さんから「デザイン」「コーディング」「xhtmlで組みます」など説明されても、??? なんのこっちゃわからんけど … って思ってました😓
ホームページを作るためのどんな技術を持っているか? ではなく
お客様のビジネスの勘所を理解し、それに貢献するサイトを・助言を、いかに提供するか?
10万円、30万円、50万円、100万円 … 対価を支払うに相応しい、費用対効果が求められます。
コストダウン ≠ ディスカウント
よく言われることですが、顧客と業者が Win-Win の関係じゃなきゃ続きませんよね。
安物買いの銭失いにならないためにも、制作者側も消耗・疲弊しない方法で … かつ、お客様の予算内で上手くやれるようなコストダウンを勘考するのが肝要と思います。
コストダウンの手法は、大きく分けてふたつ。
1. 時代の潮流に乗っかる
ひとつはもちろん、AI活用による省力化・時短です。今まで手作業で掛かっていた工数をAIで大幅に削減することで、その分コストダウン。 この大波に乗ら(れ)ないと、時代遅れとなって淘汰されそうで怖いッス
2. 業界標準に乗っからない
そしてもうひとつは (オレオレ方法論ですが)
即ち、Web制作の標準ワークフローを採らないこと。
です。
中間プロセス、中間生成物を思い切って省く。
AIにすらやらせない!
ケースバイケースですが、充分なヒアリング・打ち合わせで情報設計やビジュアルの方向性に確信的な合意形成が出来ている場合、デザインなどで一部のプロセスが省略可能となります。そしてそのコストダウン分は、別の重要な部分を手厚くする(機能面の充実や文章ライティングに回す)こともできたりして、一石二鳥的に喜ばれます。
1馬力フリーランス = ひとり一貫体制であるがゆえに、工程間伝達のためのドキュメント類やミーティングは不要。手戻りの予防やリカバリーもしやすく、プロセス全体が低コスト構造となります。良く言えば製造業のセル生産方式に似ていますし、卑下した言い方をするなら古典的なやり方です。
業界標準に逆行するオレオレ方法論なので、同業者には嗤われるかもですが … 成果物がお客様の重要事項を満たし、サイト訪問者(お客様のお客様や潜在客)にとって有用なものとなり、総じてコスパの良いサービスとなっているならば、全然OK!だと思ってます。
フリーランスへの依頼を選択肢に入れるとき
中小企業の社長さんや個人事業主さんが、限られた予算で
を求めて、フリーランスへの依頼を選択的に入れるならば
- Web業界標準の高コスト構造を当たり前と思っておらず
- 安さ勝負の消耗戦にも参加していない
- AIを上手く活用しながらも
- AIに代替されない付加価値を提供してくれる
パートナーを見つけるべく、検索する/紹介を頼む ~ 問い合わせ ~ ざっくばらんに話を聞いてみるのが近道ではないかと思います。
急がば回れになるかもですが😅 結局、それが王道だと思う次第です
また、営業トークで塗り固められていないか、本音で腹を割って話せる人物かどうかもポイントじゃないかな? と考えます。できればメールだけでなく、電話で話した感じで。
一括見積サイトや、(ココナラを含む)クラウドソーシングで探す手もありますが … 光るものを持つ・引き合いの多い・行列のできるフリーランスは、それら媒体を使う必要性を感じていない(=そこには居ない)ことが多いのでは … と思いますよ。
ネット検索から歯医者さんやお医者さん、美容院などを探すときのように、何件かあたってみる労力を厭わなければ … きっと、自社のニーズに合った、良心的な業者さんと巡り合えるのではないでしょうか?
今や、Google や ChatGPT におススメ業者を訊いてみれば、特徴を比較・要約してくれます。ひと昔前に比べると、調べごとの効率も段違いですよね🙂
僕が知っているだけでも、いい仕事をお値打ちにやっている同業者は複数存在します。
良い出会いがありますように!





