合コンに例えると
パッと見・・・いい!イイ! (・∀・)
話したら・・・えええ。残念~ (´д`)
感とでも申しましょうか。。。
もっとも、7月にリリースされたばかりのサービスである事を考えると、これから機能改善されてゆくことで、超強力なツールになる可能性は大ですし、そのあたりを踏まえつつ現時点(2014/11/アタマ)レビューを記します。
* 2015/12/10 追記:1年振りぐらいに「改善されてるかな?」の確認の意味で使ってみましたが、下記イマイチ点は改善されていないようでした。残念。。。
こだわり素材 + 優れたレイアウト = プロ並みデザイン Picky-Pics
Picky-Pics(ピッキーピックス)は誰でもプロ並みのデザインでポスターやチラシ、プレゼン資料などが作れるオンラインデザインツールです。
https://picky-pics.com/
- Webブラウザで、基本無料で使える
- ユーザー登録するか、Facebook/Twitterアカウントでログイン
- センス要らず、自動レイアウト機能で誰でもプロ並みのデザインに
- チラシ・フライヤー、名刺、プレゼン資料が簡単に作れる
- モリサワフォント18種類が無料で使える
- 無料/有料素材5万点を用意
- 有料素材使用時のみ、出力の際に課金。決済はPayPal
おおおお。スゲー!(・∀・)
その好印象は、
紹介読んだり・ほんの少し試用したあたりまでは。。。
おお~ ブラウザで・無料で・・まじかこれ! スゲー!
特に、この自動レイアウト機能スンバラスィー!(・∀・) ベンリ♪ オモロイ♪
こりゃ、自分でフライヤー作ったりしてる人に教えてあげなきゃ!
って小躍りしそうに喜んで、知人に紹介したりもして・・・たんですが。が。
でも、もうちょっと(下記サンプル作ろうと、20~30分位)使ってみたら
うーん・・・現段階では色々残念だなぁ
素人さんが、自前でチラシ作るにしても、他のツールの方が便利じゃないかな? Word・パワポや、OpenOffice / LibreOfficeとか・・
というのが率直な感想です。
チラシサンプル作成:ダイジェスト
写真をクリックすると拡大&スライドギャラリーになります
Officeソフトと比較して
(Picky-Picsが対象としているユーザーさんの多くは) 普段ご自身でチラシやフライヤーを作られる際、Microsoft Office の Word・PowerPointなど(あるいは OpenOffice / LibreOffice の Impressなど)のソフトを使ってレイアウトされているのではと思います。
Officeソフトとの操作性・利便性比較を含め(Picky-Picsを貶す意図ではなく)フラットな目線でレビューしますね。
◎ Picky-Pics、ナイス!な点
- ソフトをインストールすることなく、無償で使える
- 自動レイアウト機能、豊富なレイアウトパターン内臓はホント便利
- 素材検索~挿入が統合されており、別々に行わなくても良い
- モリサワフォント18種類が無料で使える
- 作成したデザインは、PDF・画像・Webページの形式で出力できる
- スマートガイド(要素の配置を整然と揃えやすくサポートする)機能搭載
- 適宜自動保存される(感覚としては、Gmailの自動保存に近い感じ)
△ 残念カナーと感じた点
- 配置した要素(画像やテキストボックス)のグループ化が出来ない
- 要素の重なり順指定が [最前面へ] [最背面へ] しか無い
- テキストボックス内で改行が出来ない(コレは結構痛いorz)
- 「元に戻す」機能が正しく動作しない場合アリ(色を変更した場合など)
- フォントの追加が出来ない。英文フォントはもう少し種類欲しいような。。
- 配置した図形(長方形など)の、縦横比変形が出来ない。。のかな?
- 出来ると書いてあった、フレーム形状に写真切り抜きが出来ない;
総じて、
自動レイアウト機能以外の編集機能は、Wordやパワポ、PublisherといったOfficeソフトを超簡略化した感じの操作性。簡略化されたのは結構肝心な部分であり、操作上のストレス源になっています。
操作を簡単にするために、機能を絞ることは大切な事だと思いますが、それにしても。。という感じです。
バケツではなく柄杓で水を運搬しているような感じと申しましょうか。ちょっとならガマンできますが、一定の作業量を越すと「ムキー!イライライライラ・・・」的な (((^_^;;
現時点の個人的見解
Picky-Picsの魅力は
- 無造作に置いた写真を自動的に「プロ並みの」レイアウトにしてくれる機能を搭載していること。そのパターンが豊富なこと。
- 素材検索が統合されており、同一アプリケーション内でスムーズに行えること
この2点に尽きるように思います。
抜群にイイ感じの紹介ムービー!▼
・・・う~ん、何てエレガント。何てスマート。
僕もデザインを学ぶ以前のことを思い出すと、
根拠のない自分の感覚だけでアレコレ配置を移行錯誤して「あーでもない、こーでもない」とものすごく時間をロスしていたように思います。
その大枠、1番最初に悩む部分を、ポンと提示してくれるのは素晴らしいと思います。
反面、
その後の過程=大枠が決まってから、細かい部分(地図や、説明の文言・住所などを配置・編集する部分)では、上記の通り、結構ストレスを感じます(^_^;;
チラシ等を作る 目的 って・・・情報を伝えること、そして情報の受け手に行動を起こしてもらうこと だと思うのですが、その肝要な部分=文字情報を入れるところの操作性が劣悪っていうのは痛いよなぁと。
Picky-Picsは(少なくとも現状では)アイキャッチに重心が偏り過ぎてて「おお。プロみたいなレイアウトのカッコイイの出来た!」という満足感を目的として作るツール
に思えてしまう・・・と言うと言い過ぎかな(^_^;;; スンマセン;;;
(⇒ 冒頭に書いた、合コンの例え・・・というわけです)
この先?
Picky-Picsがアップデートされて、残念点が補われるなら・・そりゃもうサイコーになりそうに思います。
逆の見方をすると、OpenOffice・LibreOfficeに、自動レイアウトのプラグインが出ても最高そうです。
現時点では「誰でもプロ並みのチラシが作れる」は率直に言って誇大広告のように思いますが(^_^;;
将来は、その言葉に偽りなし! というものになるかもしれませんね。
目から鱗のデザイン知識と実践手引き。
わかりやすくて効果テキメン^^ 超良書!
ノンデザイナーズ・デザインブック
Robin Williams/吉川 典秀
この本こそ、正に「誰でもプロ並みに」のエッセンスが凝縮されてるように思います。誇大広告ではなく。
僕らクリエイターは、ますますもって機械に代替されない付加価値を高める必要がありますね
▼参考:2014/07/10 ITmedia News
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1407/10/news060.html