SNS×Webサイト連携

Social Networking Service ()

ヘースブックやってる?

情報収集 兼 情報発信ツールとして、今やSNSの存在感、影響力はとても大きなものとなっていますね。

ヘビーユーザーも、距離を置いている人も。利便性も、弊害も。私的SNS概説を記します。

誰もが簡単に情報を発信でき、つながりが生まれるSNS。趣味・仕事はもちろん、政治・科学・世論形成まで、大手メディアが報じないこともダイレクトかつ迅速に伝わってきます。

業態や使い方によってはビジネスにも大きな効果をもたらす一方、人によっては、テレビ、ゲーム、お酒など以上に依存したり、時間の浪費にもつながってしまうことも。... 歩きスマホの大部分がSNSとLINEかも?(^_^;

黎明期のmixi人気と栄枯盛衰、鳴り物入りで生まれて消えたGoogle+ … 2020年の現在、三強は Twitter, Facebook, Instagram。それぞれ違った特徴・ユーザー層を持ちます。また、通信手段として隆興・浸透したLINEも、SNSとして括られていますね。

三大SNSの特徴(超ざっくり)


Twitter

140字までの制限のある短文投稿型SNS。共感でつながる特性があり、スピードと拡散力に優れる。実名・匿名不問、ビジネス利用OK、複数アカウント可。オープンに(誰もが見ることが出来る状態で)使われることが多く、一般個人や企業はもちろん、有名人・スポーツ選手・政治家まで、情報発信・セルフブランディングのツールとして使用。ユーザー同士のつながりは「フォロー」と呼ばれ、フォローする側の意思で行われる。利用年齢層は若者から高齢者まで様々。公式サイト


Facebook

多機能SNS。実名登録を原則とし、複数アカウント不可。個人アカウントは私的利用に限られる(元々「商用利用不可」だったものがニュアンス改訂)。ビジネス目的には「Facebookページ」を作成・利用のこと。個人アカウントはクローズドに(誰もが見ることは出来ない状態で)使われていることが多い。ユーザー同士のつながりは「友達」と呼ばれ、一方からの申請~他方の承認をもって成立する。 利用年齢層は高め。SNSとしての最盛期を過ぎているという見方が有力。公式サイト


Instagram

写真投稿を軸としたモバイル専用のSNS。Twitterの視覚重視版といった感じ。インスタ映えという流行を生み出した。実名・匿名不問、ビジネス利用OK、複数アカウント可。投稿キャプション内のURLはハイパーリンクにはならない。オープンに(誰もが見ることが出来る状態で)使われることが多く、ブランディングツールとしても優秀。ユーザー同士のつながりは「フォロー」であり、フォローする側の意思で行われる。若者から人気に火が付き、後に中高年層にも広がった。公式サイト

個人的スタンス、仕事上のスタンス

最初に正直に書いておきますと、僕は mixi最盛期 ~ facebook移行期 ~ その後しばらくは利便性や楽しさに魅入られて、比較的SNSを使っていた方だと思うのですが … 面倒くさくなって、だんだんやらなくなったタイプのユーザーです。自分自身はSNS運用が上手いわけではありません 汗

とはいえ、Web制作&運用支援を生業としている性質上、効果的に活用されているお客様・事例を多数見てきております。ゆえに、色々な成功事例を(業態・商圏がカブらない)別のお客様に紹介し、取り組みを紐解いて検証 ~ ヒントを得てもらうようなご助言を行っております。

以下、一歩引いた「俯瞰視点」と、どっぷりと浸かった「埋没視点」の双方から、SNSのビジネスモデル・構造・特徴・差異・活用方法などをみてゆきたく思います。今これを読んでくださっている皆様も、一緒に考えてみていただければ幸いです。

SNSのビジネスモデル・構造

Twitter, Facebook, Instagram ともに広告収入モデルです。基本的に、ユーザーは利用料無料で便利なツールを使うことが出来ています。

民法のテレビやラジオも「広告主がお金を出し、視聴者は無料」というモデルですが、SNSは大きな違いがいくつかあります。

  1. 広告のマッチング精度が高い
  2. コンテンツを作るのはユーザー自身
  3. 欲求充足・精神的報酬効果

広告のマッチング精度が高い

テレビやラジオも、その番組の視聴者層を想定したターゲティング広告(狙い撃ち広告)を行ってはいますが、SNS広告はその精度が段違いです。これは、各SNSが「ユーザーの詳細な情報を収集しており、それに基づいて広告配信が出来る」ためです。

まず、SNSに投稿している内容そのものが、ユーザーの思考・志向・嗜好を如実に物語るデータとなります。また、タイムラインに流れてくる情報に各ユーザーがどう反応しているのかはもちろん、SNS外のWeb閲覧履歴まで追跡され、データとして蓄積されます。

SNSを利用中、ご自身のタイムラインに「ちょっと前に見た○○のサイトに関連した広告が表示された」ということを体感されている方は多いかと思います。

また、実名登録を基本としているFacebookなどは、年齢や出身校、出身地・居住地、勤務先、既婚・未婚・交際ステータスなどについても詳細な情報の入力欄があり、入力するほどユーザー同士のつながりが促進される仕組みになっています。そして ・・・

引用元:Facebook広告について

保険の約款同様、多くの場合隅々まで読まれることはないものの ・・・ 膨大なデータをどのように収集・利用しているか、Facebook運営側はユーザーに公開しています。こちらのページ をご覧になられると、そのロジックの一部を垣間見ることができます。

「久し振りの同級生と思わぬ再開を果たした」というようなドラマチックな感情の動きが(収集されるデータとそれを生かすアルゴリズムによって)システマチックに提供・演出されている ・・・ と書いてしまうと、やや興を削いでしまうかもしれませんが (^_^;

ユーザーは差し出している個人情報と引き換えに、SNS上での再会や様々な利便性を手にしている。プライバシーと利便性はトレードオフである、という構図ですね。

SNSターゲティング広告の特徴

  • ユーザーの傾向や興味に沿った広告配信が可能
  • 広告主側:狙ったターゲットに届けられる率が高くなる
  • 広告を見る側:全く興味のない広告を見せられる率が下がる

⇒ 折込チラシやTVCMに比べてロスが少なく、成約率を上げやすい。

⇒ ロスの少なさは低予算での広告配信を実現し、広告出稿のハードルが下がる。

⇒ 気軽に広告が出せるため、ビジネス利用者の裾野が広がる。

ビジネスユーザーにとっては、数あるメディアの中でも広告が出しやすく、効果測定もしやすいというメリットがあります。

TVでCMを流そうとすると、小規模事業者にはちょっとハードルが高いでしょう。でもSNS広告なら本当に簡単に試してみることが出来ます。また折込チラシなどに比べると、反響・効果もわかりやすく(自店舗への「いいね」が増えたり、コメントが付いたりなど)次の広告戦略を考えるヒントにもなります。

また、広告をキッカケにして自社のSNSアカウント/ページをフォローしてもらえれば、次回からは広告なしでも(通常の投稿で)発信を届けられるという構造も魅力的ですね。

コンテンツを作るのはユーザー自身

テレビやラジオ、雑誌などの既存メディアの場合、その運営者がいかにして「消費者 = 視聴者・読み手の興味を引くコンテンツを作るか」は最大のポイントであり、そこには膨大なアイデア・手間・コストが投入され続けています。

そんな従来型のメディアでは、多くの一般人にとっては「自らが情報の発信者になる」というのはとてもハードルが高いことでした。テレビに出る機会はほとんどないでしょうし、雑誌に載ったり、ラジオでハガキが読まれるのだって、ちょっと特別な嬉しいことですよね 😃

転機となったのは1990年代終盤。 Windows98とテレホーダイの普及が連れてきた第一次ホームページブーム(Web2.0)によって、多くの市井の民に情報発信者としての門戸が開放されるという構造改革が起こり ・・・

当時、僕も趣味のスタントライディング(バイクの曲乗り)のサイトを「ホームページビルダー」で手作りし、ダイアルアップ回線でアップロードしていたものです… 懐かしい

続く第一次ブログブームで、個人による情報発信は更に身近なものに。そして近年のSNS隆興、スマホの普及がインターネット世界を激変させました。

SNSは「運営者がコンテンツ制作を行わない」「メインコンテンツを作るのはユーザー(消費者)自身である」という、壮大なパラダイムシフトを実現したのではないかと。

  • 運営側:多くのユーザーがこぞって情報発信をしたくなる仕組みを無料で提供
  • ユーザー:仕組みの利便性を享受し、情報発信を行い、他者の情報に反応する
  • (広告主:仕組みの維持・運営にかかるコストを負担する)

SNSタイムライン上の情報は時間的な持続性が乏しいですが(すぐに流れていってしまいますが)シェア ・リツイートにより、爆発的な拡散力を持っているという特徴があります。

欲求充足・精神的報酬効果

なぜ、多くのユーザーがこぞって情報発信をするのか。情報を拡散するのか。

有名な マズローの欲求5段階説

マズローの欲求段階説@SNS

... もっとkwsk?グーぐるリンク 置いておきます

誰もが情報の発信者となる。誰かの情報にアクションを起こす。自ら発信した情報に「いいね!」が付き、拡散される。共感を呼び、ユーザー同士がつながってゆく。

SNSは、人間の根源的な要求の中でも高次となる「社会的欲求」「承認欲求」「自己実現欲求」を見事に満たすよう設計されています。

従来型メディアである、テレビやラジオから流れてくる一方通行の流れの中では … この感覚は味わえませんよね。例えるなら、ファンタジー映画を観るのとドラマチックなRPGをプレイするぐらい没入感や効力感が違うかなぁと

要求充足=精神的な報酬を得たユーザーは、益々SNSにコンテンツを投下したくなる ・・・ という心理が働きます。

目には見えないニンジンが人間の根源的欲求を刺激し、システムの利便性と相俟ってユーザーを惹きつける。時には、ニンジンに目がくらんで(?)弊害を生んでいるケースも散見される ・・・

人々の投稿モチベーションを促す仕組み、マネタイズ方法、そしてシステムの具現化。SNSは現代のインターネットに欠かせない存在となっており、まだまだそれは続くように見えます。上手い付き合い方をしてゆきたいですね。

SNSとホームページ

しばしば言われることとして「集客はSNSがあれば充分。ホームページなんて不要じゃない?」というものがあります。ある人にとってはそれは是であり、また別の人にとっては非となったり。

両者の違いに着目しながら

  1. SNS至上主義/Webサイト不要論
  2. SNS×ホームページ連携
  3. 無理してSNSやんなくても?

について、簡単に触れたく思います。

SNSとWebサイトの違い(私見)
  SNS Webサイト
イメージ 朝市・露店。
人々が行き交う活気ある中での商売。
自分の城。
築城とメンテナンスを行い、客人をもてなす。
運営形態 SNSの運営者が場所を貸している形。
費用は広告主からの出資で賄われる。
原則、自社運営・自社費用負担。
人の集まり方 沢山のユーザーが集まる。
接点・つながりが増えやすい。
来てもらうためのキッカケや施策が必要。
(検索/広告/SNS/DM/他サイトリンクなど)
状態・志向性 ユーザーのつながり・関心分野のコンテンツを中心に
タイムラインが形成され、情報収集・発信がなされる。
ユーザーは(当該サイト関連分野での)
情報収集を意図して訪問・閲覧する。
コンテンツ ユーザーの投稿に支えられている。
時間と共に流れてゆく構造で「消費的」である。
サイトオーナーのビジネスを支えるためにある。
固定的な情報整理、流動的な情報掲載ともに可能。
レスポンス 気軽に意思を示しやすい工夫がなされている。
レスポンスが得やすく、レスポンスしやすい。
(問い合わせに至るまでには)
それなりの心理的ハードルがある。
競合比較 プッシュ型で沢山の情報が入ってくる。
まずはその場で比較されることが多い。
競合サイトを複数訪問の上で比較検討される。
印象次第で、ユーザー再訪~注文が期待される。
T 左右スクロール出来ます S

SNS至上論/Webサイト不要論

SNS全盛の今。SNSがあればホームページは必要ないのでしょうか。

結論から言えばケースバイケースで、一概には言えないというところです。

SNSのみで充分なケースも多い

訴求したい内容が流動的で「ニュース・トピックス主体」で、かつ対象(顧客・潜在客)が特定SNSをよく利用しているという関係性がある場合、自社サイト不要論は「是」であると思います。

例えば … 常連客で成り立っている、感じの良い個人経営の小売業・飲食業などで、常連さんや興味を同じくする潜在客がInstagramを利用しているというケース。

新着情報(○○入荷しました! や、何日まで○○やってます!)をインスタで流す → お客さんとしては足を向けたくなる … のような効果があります。お店のサイトを作るよりも、インスタに注力する方が、何倍も費用対効果・時間対効果ともに良好になるかと思います。

SNSを使っていない人も結構多い

気をつけるべきこととして … SNSのヘビーユーザーになると感覚を喪失しやすいのですが、世の中にはそもそもSNSを使わない人、あるいはアカウントは持っているけどそんなに使わないなぁという人々が結構な割合で存在します。誰もがインスタやTwitter, Facebookをよく利用しているわけではありません。

TwitterのつぶやきやFacebookページもGoogle検索にヒットしますが、非ログイン状態での見づらさは半端ではありません。実質見てもらえないと思った方が賢明かと思われます。

普通にネット検索されたときや、非SNSユーザーに対しての情報到達度を考えると、やはり自社・自店のサイトがあるに越したことはないのではないかな ・・・ と思います。広く開かれたインターネット上にある情報と、特定の運営元が管理するSNS上にある情報は、やはり性質が異なりますからね。

他人にキン〇マを握られている

もうひとつ留意しておいた方が良いのは、それぞれのSNSの運営元に大事なトコを握られている状態である、という点です。

自社ビジネスに関するネット上の公開情報が、全て特定の会社が運営するサービス上に集約されており、情報が主に時系列で流れてゆく形で(並べ替えや整理整頓が出来ず)、バックアップも出来ない … というのは、あんまり喜ばしくない状態に思えます。

大切な情報資産は、出来る限り自らが キンタm 手綱を握っておくのがベターだと考えます。

SNS×ホームページ連携

次に「自社サイトを持ったうえでSNSを併用する」という、多分一番オーソドックスなパターンを見てみましょう。

興味や共感でつながるという特性を生かす

  • ライブバーと音楽好きのお客様
  • 趣味性の高いネットショップとそのお客様
  • 趣味性の高い工房とそのお客様
  • 大人向けの習い事と生徒さん
  • セミナー主催/講師とセミナー参加者

などなど、相乗効果をあげているなぁ 。。と感じる事例は沢山あります。

趣味や嗜好、学びの領域などがビジネスになっている・集客ターゲットである場合は、Webサイト×SNSの連携が効果的となることが多いようです。ファンを増やしてリピート率を高める王道ですね。

興味とタイミングで成約につなげる

宣伝したい内容によっては、SNS広告を出す → 自サイトに誘導するのも良いかと思います。

例えば、クルマの販売や住宅のリフォームなど、提供するサービスの単価が高いものの場合。リピート率を上げる・ファンにするといっても、購買スパンは相応に長くなります。

しつこくリピートを促すニュアンスではなく、タイミングよく「興味ある」広告が流れてきたら … クリックしたくなりますよね 🙂

無理してSNSやんなくても?

身も蓋も無い見出しですが(^_^; まぁぶっちゃけ。

ホームページ制作と共に、お客様からよく相談されることとして

TwitterとFacebook、どちらに力を入れるべきでしょうか?
やっぱインスタとかやった方が良いんスカ?

などがあるのですが ・・・ これまた、

うーん、ケースバイケースっすよねぇ。。
(○○さんの場合なら・・・)

・・・ という感じで

業態や目的、ターゲット層、サイトオーナーさん自身の性格・取り組み方(そちらに割けるエネルギー・時間) などによって変わってくるものだと感じております。

まずは(いきなりSNSをビジネス集客に結び付けよう、というのではなく)それぞれのSNSを、情報収集目的で・ユーザー目線でご利用されてみることをお勧めします。

タイムラインに流れてくる情報や広告を、自分自身がユーザーとなって眺める・感じることで、どんな情報発信・広告が有用性が高いのか、一歩引いた視点から見ることが出来ると思います。

その上で、自身がSNSを利用して集客したいターゲット層に効果的であり、性格的に向いていそうなSNSを選んで軸足を置くのが良いかと思います。

例えばFacebookはオワコンだとか思われていたりもしますが … Twitter・インスタはやらずに、Facebook運用で充分すぎるほどの集客効果をあげているお客様もいらっしゃいます。

まとめ

Web集客において何を重視するか、何が自社に最適なのか。ケースバイケースですが、上手く仕事が回る・商売が回る、自分にとって合っている・無理なく続けられる … このあたりのバランスが肝要かと思います。

経路・リスク分散の意味でも

よく言われることですが、売上を特定の顧客に依存せず、分散することはリスク管理上の重要事項と思います。例えば(製造業などでは見られる形ですが)完全サブ=1つの会社の下請専業の場合、生殺与奪権を発注元に握られる形になります。自由も利きません。

同様に、売上がもたらされる経路を「特定の何かに依存している状態」は(たとえその時は上手くいっていても)中長期的には潜在的リスクをはらんでいると言えます。

仕事が入ってくる経路をSNSに依存し過ぎても危険だと思いますし、Google検索に依存し過ぎても危険、広告に依存しても危険。それぞれの特性を踏まえながら、自身の性格やビジネスの目的に合ったスタンスとバランスで、上手な付き合い方をしてゆけるのがベターと思います。

かくいう当方は … 正直なところ、受注経路が [検索経由 → 自サイトからの問い合わせ] に偏っていますので … 性格的には苦手であるSNSの活用についても、もう少し頑張らないとなぁ;というところです。そんな自戒の念をもって、当ページを締めくくりたく思います。

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