投資が正解となるように
「単にホームページを作る」のではなく「ビジネスに役立つホームページを作る」には、時間も労力もお金もかかります。しかしながら、仮にサイトの耐用年数を5~6年で見たとしても、やりようによっては大変良好な費用対効果を得ることができるのが、Webサイトの面白いところです。
- オーダーメイドでの制作になること
発注者と受注者の双方が、時間と労力をつぎ込んで作るという性質を持ちます。作った後の運用も肝要です。 - イニシャルコストとしての出費が、ン十万単位となる場合が多い
あなたのためだけに作る ... という性質上、バスの料金体系ではなく、タクシー料金のニュアンスに近くなります。 - ホームページ制作業者は玉石混交
家を建てるのと同様、よろしくない業者にあたって手抜き工事されたら大変 ...
新規構築/リニューアルいずれの場合も、少なくとも数年間はそれを使うという前提になりますから 、発注先の検討は慎重になって然るべきだと思います。
若干ややこしい表現となりますが「依頼者の満足度に貢献するには、依頼者のサイトを訪れるユーザーの満足度に貢献してこそ、依頼者の満足感につながる」という構図があります。
この最重要ポイントとも言える、ユーザーの視点について考えてみましょう。
ユーザーの視点を考える
下図、ユーザー(サイトを閲覧する潜在客)が、複数のサイトを見て比較検討 ~ 問い合わせに至るまでの心理を模式図にしたものです。
今これを読んでらっしゃるあなたは、ホームページづくりを任せられる業者さんを探すため、複数サイトを見て比較検討されている ... ところかもしれませんね 笑
(もしそうなら、まさに上図の「情報の受け手」= ご自身、ということになります)
当方がサイト制作を行うとき、一貫して依頼者様(サイトオーナーさん・スタッフさん)にお伝えしていることの筆頭が、上図にあるような「ユーザーの視点を考えながら」構成・内容を考えてゆきましょう! という点です。
数多くのサイトを作ってまいりましたが、中には、発注者さん側、サイトオーナーさん側の
「俺の/私のサイトはこんなふうにしたい! こんな風に作って!」
... という思いが強くなりすぎて、ユーザーを置き去りにした方向へ突っ走っていってしまっているんじゃないかな、、 (それでは良い結果につながらないだろうに。。。 )と感じる案件もありました。カリスマ的なロックバンドだったら「自分目線で」突っ走っていくのが良いと思います。自らに内在するものを表現する! ファンはそれについてくる! という構図がそこにあります。
しかしながら、アートの領域にある音楽でさえ、そんなカリスマさんたちは一握りの存在です。堅実にヒットを飛ばして ”ビジネスとして” 続けてゆくためには「リスナー・受け手・ターゲットとなる市場に求められるものを考え、それを実践・提供する」という要素が欠かせません。
ましてや、商用のWebサイトはアートではありませんので(^_^; 尚更「機能性」と「ターゲットユーザーにとっての有用性」が大切な要素となります。ゆえに、情報の発信者目線 ”偏重” とならぬよう、充分に注意をしながら。。。
それにはまず、サイトオーナーさん自身が「ユーザーとしての・情報の受け手としての立場」に身を置くことが一番です。
日々(自分の業界や競合以外の)いろいろな業態のサイトを見ているとき、心の中で無意識に比較・評価しているときの心理を思い出してみていただくと、沢山のヒントが得られるのではと思います。
その心の機微を、受け手目線で感じたエッセンスを、自社サイト構築プロセスに投影してゆきましょう。きっと、ユーザーにとって有用なコンテンツづくりにつながりますから。
ビジネスに役立つサイトを作りたいと思っている方、依頼先を探している方にとって、当サイトのコンテンツが役立つものであれば幸いです🙂